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ホームページの翻訳について。海外向けサイトへの対応

グローバルな事業を展開している企業の場合、海外に目を向けるならばウェブサイトも海外対応することが必要になってきます。

今ではGoogle翻訳などで自動的にウェブサイトを英語化することができます。但しその場合ユーザー側が設定を変更する必要があるのでパソコンやIT関係にあまり詳しくない方は自動翻訳ができること自体知らずにページから離脱して機会損失してしまったり、Googleの検索結果一覧などは日本語のままなので検討対象にのぼらないことがあります。

またユーザー側がGoolge翻訳できることを知っていたとしても、ビジネス向けのサイトだとどうしても誤訳であったりニュアンスが異なる表現になってしまう場合があります。
画像内にテキストを入れている場合などは翻訳されずに日本語で残ってしまうこともあるので本格的に英語対応するには個別での対応も検討する必要があります。

目次

ウェブサイトで英語対応する手法

ウェブサイトで英語対応する手法としては主に下記があります。

①日本語サイト、英語サイト別ドメインで独立して運用する
②一つのページ内に日本語と英語を併記させる
③一つのサイト内に各言語に対応したページを個別で作成する
④一つのサイト内で言語を切り替えられる仕組みを設ける

①の場合、 〇〇.com、〇〇.co.jp などと別のドメインを取得しサーバーもそれぞれ用意する必要があります。
最も海外対応がしやすいですが、工数が倍かかることになります。

②の場合、工数は一番抑えることができますがページが間延びしてしまいますし、初見では多言語対応していることが気づきにくく、出来ても1言語ぐらいの対応です。

③の場合、規模が大きいウェブサイトの場合は対応が難しいですが各言語に特化した内容を1ページにまとめられるようなサイトには向いています。

④の場合、システムやプログラムの開発工数が追加でかかる場合があります。
一般的なのは「English」や「Language」というメニューボタンをヘッダー部分や目立つ場所に用意し、そのボタンを押すと対応言語のデザインに切り替わります。海外向けとしてはあまり関係ないコンテンツ、採用コンテンツ等は予め外すこともできます。

各言語の原稿用意方法

制作にあたっては各言語の原稿が必要になりますが、対応方法としては主に下記があります。

・人力翻訳
既存サイトの翻訳の場合、ページ毎に翻訳していくと全体を通した時に表記ブレが生じてしまうのでまずは日本語原稿を全て抜き出してから翻訳します。
その際には専門用語など繰り返し出てくる単語などは予め翻訳をルール化しておくことが大切です。

・Google翻訳(無料)
部分部分の翻訳には向いていますが、全体を通しての翻訳には注意が必要です。
Google翻訳をベースにしてネイティブチェックだけしてもらいコストを抑えようと思っても逆に費用がよりかかってしまうケースもあります。

・システムによる自動翻訳(有料)
→世界中で広く使われているCMSのワードプレスを利用している場合、追加機能(プラグイン)も充実しており、翻訳をして自動的にページを生成することができるプラグインなどもあります。但し基本的には有料のサービスが多いので費用対効果の確認やどういう仕組みで翻訳されているのかの確認も大切です。
蓋をあけてみると高い料金の割にGoogle翻訳やDeepL翻訳を利用していることもあります。

単純に翻訳するのが目的達成の為のベストではない

例えば色々な国からの留学生を受け入れている日本語学校のウェブサイトを制作する場合、まずは日本語で各コンテンツを作成します。
その後、①~④の手法は別として日本語を各言語に翻訳した原稿を用意してコンテンツを入れ込みますが、各国からの入学者を増やすことを最終目的とするならば、単純に翻訳して共通コンテンツを用意するだけがベストではありません。
より良いのは
例えば○○人向けでしたら、○○人の在校生や卒業生の紹介、身近に頼れる○○人の集まりや主催イベントの紹介、○○人対象のお得な制度等各国の実情に応じたコンテンツをそれぞれ用意することが差別化に繋がり最終的な目的達成へと繋がっていきます。

翻訳技術は日進月歩。費用対効果も含めて検討を

海外向けサイトを検討するならばどのような手法で多言語対応するのか。そして各言語の原稿はどのような形で用意するのかを検討する必要があります。
多言語化の技術や自動翻訳の技術も日々進化していますが、ウェブサイトの最終目的をどこに設けそれぞれの手法に対しての費用対効果を検討するのが大切です。

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