先日ご紹介しました、事業再構築補助金ですが、少し情報が詳細になったので補足致します。
事業再構築補助金についての詳細は下記をご覧ください。
4月16日追記修正
・採択率は60%以上??
こちらは予想になりますが、今回の予算規模(1.1兆円)から考えて60%以上になるという予測を立てられている専門家もいるので、チャレンジする価値はありかと思います。
実際には予算規模と応募数の兼ね合いになります。
1.1兆円が高いか、安いか。60%が高いか低いかというところですが、
1.1兆円は3大補助金(IT導入補助金、ものづくり補助金、持続化補助金)の合計の4倍程度の予算規模。
IT導入補助金は採択率15%程度、ものづくり補助金は40%程度、持続化補助金は現状一般型(90%、65%)コロナ型(82%、81%、34%)の採択率から考えても高いと言えると思います。
・付加価値額とは?
付加価値額の年率平均3.0%(一部5.0%)以上増加という要件がありますが、付加価値額とは何でしょうか。
付加価値額は
営業利益+人件費+減価償却費の合計です。
利益を上げられれば一番ですが、それ以外にも雇用人数を増やしたり給与を増やして人件費を増やすことや、設備投資をすることで減価償却費を増やすことでも達成ができます。
・公募開始は?
現在申請受付中です。
活用イメージ
パンフが前回よりバージョンアップしたのでご紹介します。
https://www.meti.go.jp/covid-19/jigyo_saikoutiku/pdf/jigyo_saikoutiku.pdf?0125
飲食業
喫茶店経営
➡飲食スペースを縮小し、新たにコーヒー豆や焼き菓子のテイクアウト販売を実施
居酒屋経営
➡オンライン専用の注文サービスを新たに開始し、宅配や持ち帰りの需要に対応
レストラン経営
➡店舗の一部を改修し、新たにドライブイン形式での食事のテイクアウト販売を実施
弁当販売
➡新規に高齢者向けの食事宅配事業を開始。地域の高齢化へのニーズに対応。
小売業
衣服販売業
➡衣料品のネット販売やサブスクリプション形式のサービス事業に業態を転換
ガソリン販売
➡新規にフィットネスジムの運営を開始。地域の健康増進ニーズに対応。
サービス業
ヨガ教室
➡室内での密を回避するため、新たにオンライン形式でのヨガ教室の運営を開始。
高齢者向けデイサービス
➡一部事業を他社に譲渡。病院向けの給食、事務等の受託サービスを新規に開始。
製造業
半導体製造装置部品製造
➡半導体製造装置の技術を応用した洋上風力設備の部品製造を新たに開始。
航空機部品製造
➡ロボット関連部品・医療機器部品製造の事業を新規に立上げ。
伝統工芸品製造
➡百貨店などでの売上が激減。ECサイト(オンライン上)での販売を開始。
運輸業
タクシー事業
➡新たに一般貨物自動車運送事業の許可を取得し、食料等の宅配サービスを開始。
食品製造業
和菓子製造・販売
➡和菓子の製造過程で生成される成分を活用し、新たに化粧品の製造・販売を開始。
建設業
土木造成・造園
➡自社所有の土地を活用してオートキャンプ場を整備し、観光事業に新規参入。
情報処理業
画像処理サービス
➡映像編集向けの画像処理技術を活用し、新たに医療向けの診断サービスを開始。