先日マイクロソフトからWindows11のリリース予定が発表されました。
正式には2021年の後半登場予定のようです。
windows10が2015年に登場してから6年ぶりのメジャーバージョンアップです。
Windows10が出た当時はWindows10が最終バージョンと言っていたようなので掟破り感はありますが、Windows7のサポートが昨年終了したり、IE11のサポートが来年切れたりと技術は日々進歩しているのかもしれません。
参考:IE11(Internet Explorer)サポート終了が2022年6月16日
そんなWindows 11ですが、嬉しいことにWindows 10からの無料移行も可能なようです。
ただ、スペック条件がありそれが中々厳しいようなので公式に移行の互換性確認が得られるケースは現状少ないようです。
詳細スペックや互換性確認ツールが公式サイトから利用できるようなので詳細はご確認下さい。
互換性がとれなくても強引に移行できるかは定かではありませんが、おススメとしてはしばらく様子見もありなのかなと思います。
こういったサービスは最初に完全なものがリリースされるよりも徐々に不具合解消や改善されるケースが多いので、何をおいてもいちはやく使ってみたいという方以外は慎重にいきましょう。
何が変わる?強化ポイント
ではWindows 11によって何が変わるのでしょうか。Windowsはもはや完成されているOSとも言えるので、玄人から見たら劇的に変わったとも言えますし、一般ユーザーから見たらそこまで違いを実感できないものでもありますが主なポイントをいくつかご紹介します。
※今後の開発によって変更される場合もあります。
Ux(ユーザーエクスペリエンス)の強化
操作性や見た目が変わります。こちらは利便性やカッコよさをすぐ感じれる場合と慣れのせいで不便さを感じることもしばしば・・・。
・スタートボタンが左下から中央に移動
・検索やメニューがフローティング表示に(タスクバーにくっつくのでなく少し隙間が空く)
マルチタスク機能の強化
仕事でパソコンを使用すると2つのソフトや画面を開いて同時に作業することが多くなります。今までも2つのモニターに画面を拡張表示させたり、一つの画面を半分に分けることもできましたがそれがより便利になります。
・複数のアプリケーションウィンドウを開いて作業ができ、配置レイアウトもサンプル例から簡単に選べる
・デュアルモニターでモニター①にExcel、モニター②にブラウザ等配置を指定できる
Teamsの標準搭載
2020年はコロナの影響でテレワークなど仕事環境が大きく変わった年でした。そんな環境を便利にするためにZoomやGoogleMeetなどビデオ会議が利用できるコミュニケーションツールが広がりを見せました。
ただそれはそれぞれユーザーが選択をして導入しないといけなかったのですがWindows11ではその一つTeamsが標準搭載されるようです。
・Microsoft365のダウンロードオプションソフトだったTeamsが、Windowsに統合標準搭載
ゲーミング関連の強化
ビジネスとは離れますが、ゲーミング関連の機能やサービスが充実強化されることは一般ユーザーには喜ばしいことでしょう。
・HDR対応の強化
・ゲームの起動がより速く
・XboxGamePassもさらに充実
ブラウザ(Microsoft Edge)関連の強化
利用シェアで言えばGoogle Chromeに水をあけられているMicrosoft Edgeですが、より便利に利用ができるようになるようです。
・スリープタブとスタートアップブーストによるブラウザの高速化。
・ウィジェット(カスタムパーツ)の追加
MicrosoftStoreの強化
プラットフォームビジネスとしてのMicrosoftStoreからビジネスモデルを変更し、ソフトの制作者(ISV)が自分の決済プラットフォームをストアで利用可能に。
お金がかからなくなったのでStoreで導入できるサービスの充実が期待されます。
・AdobeのCreativi CloudがMicrosoftStoreで配布されるように
・Amazon AppStoreがMicrosoftStoreの中に取り込まれる、Kindleアプリが使える
・Androidアプリに対応 ※GooglePlaystoreではない模様
Windows11の登場が画期的なものになるのか、使用はしたくないけど他のosサポートが終了するので仕方なしにとなる失敗に終わるのか・・・今後の開発が期待されます。
ソフトウェアの互換性の問題等も出てくると思うのでリリース直後は様子見がおススメです。